生成AIの技術は日々、目まぐるしいスピードで進化しています。最新の論文やニュースを追いかけるのも一苦労ですが、業界のキーパーソンや開発者の「生の声」に触れられるイベントは、テキスト情報だけでは得られない深いインサイトを得る絶好の機会です。
当ブログでも、これまでイベントの選び方や参加価値を最大化するアプローチについて解説してきましたが、今回は具体的に、2025年8月下旬から秋にかけて開催が予定されている注目のイベントを4つピックアップしてご紹介します。
1. Next Enablers 2025 Autumn:営業組織の変革に特化
まず注目したいのが、2025年10月に開催される大企業向けカンファレンス「Next Enablers 2025 Autumn」です。このイベントの最大の特徴は、「生成AI × 営業組織」という極めて具体的なテーマ設定にあります。
生成AIをどのように営業活動に組み込み、成果に繋げていくのか。多くの企業が抱えるこの課題に対し、先進企業の事例や具体的なソリューションが紹介されることが期待されます。漠然とした情報収集ではなく、「営業改革」という明確な目的を持つビジネスパーソンにとっては、非常に密度の濃い時間となるでしょう。
イベント概要
- イベント名: Next Enablers 2025 Autumn
- 開催時期: 2025年10月
- テーマ: 生成AI × 営業組織
- 対象: 大企業の営業部門、経営企画部門など
- 詳細: amptalk株式会社 プレスリリース
2. 東京大学 吉田塁研究室 オンラインイベント:教育分野の最前線を知る
アカデミックな視点から生成AIの可能性を探りたい方には、東京大学 吉田塁研究室が主催するオンラインイベントがおすすめです。2025年8月29日にYoutube Liveで開催されるこのイベントは、「教育における生成AI利活用」がテーマです。
ビジネス活用とはまた異なる、教育現場での実践や倫理的な課題、今後の展望など、より本質的な議論が展開されることが予想されます。教育関係者の方はもちろん、企業の研修・人材開発担当者にとっても示唆に富む内容となるはずです。オンラインで誰でも無料で視聴できる手軽さも魅力です。
イベント概要
- イベント名: 生成AIに関する最新情報の提供
- 開催日時: 2025年8月29日
- テーマ: 教育における生成AI利活用
- 主催: 東京大学 吉田塁研究室
- 詳細: ICT教育ニュース
3. AI博覧会 2025 Summer:ノーコード×AIの今を体感
より幅広い技術やサービスに一度に触れたいなら、大規模展示会である「AI博覧会 2025 Summer」が最適です。特に注目したいのは、株式会社SAMURAIが出展する「生成AI×ノーコード」のソリューションです。
プログラミングスキルがなくてもAIを活用できるノーコードツールは、まさに非エンジニアが現場主導でDXを推進するための強力な武器となります。このような展示会では、各社のデモンストレーションを直接見たり、担当者に質問したりすることで、セッション資料にはない生の情報に触れることができます。
イベント概要
- イベント名: AI博覧会 2025 Summer
- 開催時期: 2025年夏
- 注目テーマ: 生成AI×ノーコード、現場主導のDX
- 詳細: 株式会社SAMURAI プレスリリース
4. gacco オンラインセミナー:Live Demoで実践術を学ぶ
「明日からすぐに使える具体的なテクニックが知りたい」という方には、オンライン動画学習サービス「gacco」で開催されるLive Demo形式のセミナーがうってつけです。「今日から実践可能な、生成AI の活用術」と題されたこのセミナーは、視聴者が実際の操作画面を見ながら学べる点が大きなメリットです。
文章やスライドだけでは伝わりにくい細かな操作のコツや、効果的なプロンプトの組み立て方などを視覚的に理解できます。非エンジニアがAIを「武器」にするための、最初の一歩として最適なイベントと言えるでしょう。
イベント概要
- イベント名: 【生成AI 活用 Live Demo】今日から実践可能な、生成AI の活用術
- 開催プラットフォーム: gacco
- テーマ: 実践的な生成AIの活用術
- 詳細: アンドドット株式会社 プレスリリース
まとめ
今回は、2025年8月から10月にかけて開催される4つの特色豊かな生成AIイベントをご紹介しました。専門領域に特化したカンファレンス、アカデミックな研究会、最新技術が集う博覧会、そして実践的なオンラインセミナーと、その目的は様々です。
ご自身の課題や興味に合わせてこれらのイベントに参加することで、独学では得られない新たな知識や視点、そして人との繋がりが生まれるはずです。ぜひ、この機会を最大限に活用し、生成AI活用のネクストステップへと繋げてください。
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